月刊ヤングMAGAZIN

手を繋いで椛の家まで来た



「椛、気持ち、落ち着いた?」



外灯の明かりで椛の髪が揺れたのが見えた



「大丈夫…?」



「…」



「…こわい?ひとりだと」



また髪が揺れた



「椛、今日、《お泊り券》使おうかな…
使っても、いい?」



「…うん…」



そのまま椛の部屋に行った



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