月刊ヤングMAGAZIN

椛の部屋に行った時
マガジンを見せてもらった



「ハイ…」


椛が本棚から出してくれた




「ありがと」


オレがページを開くと

椛が隣から覗き込んできた




「え、なに?
一緒に見る感じ?」



「ダメ?」



「ダメでしょ!」



「なんで?」




「だって、なんか、恥ずかしいじゃん!」




「なんで嵩琉が恥ずかしいの?」




「や…、なんか、反応とか、見られたくない」




コメントに困るし…

ニヤけたりしたら、恥ずかしいし…

勃つかもしれないし…




しかも

今も、すでに


オレの腕に
胸、当たってるんですけど…




「わかりました!
じゃあ、こっちにいるね」



椛は、ベッドの上で布団をかぶった





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