月刊ヤングMAGAZIN
「こっち混んでるから公園から行こう」
「うん」
人混みから抜けた公園
椛を抱きしめた
「なに?急に?」
椛が上目遣いでオレを見上げた
オレはもぉ一度
椛を抱きしめた
椛のメイクを
オレの服で拭く目的
かわいすぎるから
メイクなんてしなくても
かわいいのに
「なに?」
「いや、椛のこと
みんな見てるから…
抱きしめたらメイクとれるかな…って」
「もぉ、そんなことしないでよ」
「でも、まだ取れてない」
オレは椛にキスをした
ーーーーー
キスで唇についてるリップをとった
「せっかく嵩琉のためにしてきたのに…
嵩琉、唇ピカピカしてるよ」
椛が笑った
「え、じゃあ、とって…」
「待ってね…」
椛がバッグからウェットティッシュを出した
「や、そーじゃなくて…」
「え…」
「オレがしたみたいに…」
「もぉ…」
椛は膨れて…
ウェットティッシュを渡された
キスしないんかーい!