恋って西洋風グミの味？
甘酸っぱいグミ

放課後

チャイムの音がなるってことは、それは待ちに待った放課後がやってきた！ってこと。

友達にも自慢しちゃうんだ。

大好きなタク先輩。

ちょっとドSだけど、気にしない。

あたしのことをすごく可愛がってくれて、優しくしてくれるタク先輩。

もう大好きなんだもん！


早くメール来ないかな…。

友達としゃべってる間にも、タク先輩からのメールは来ない。
何やってるのかな…？事故にあうとかそういうことはないだろうし…タク先輩に限りね。夕方になっちゃって、夜近くなってきた。もう明かりがついてるのはここの教室と図書室と職員室だけ。

友達はタク先輩には会いたいけど…と言って帰っちゃった…。

仕方ないので一人で待つことに。

「タク先輩、何やってるの？」

と、メール。

意外にもすぐ返信はきた。

「わりーわりー今行くよ」

案外すぐそばにいるのかな？早く来て欲しいな。

5分くらいたったところで、ガララっと教室のドアの開く音がした。

タク先輩だ。
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表紙・目次

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