恋って西洋風グミの味?

図書室

図書室なんて全然縁がない。

来るのも3年になった今でさえ5本の指で収まりきるくらい。

どこ見ていいのかもわからないし、何していいのかもわからない。

受験を控えた3年生がカリカリと勉強している姿が見える。あたしはもう推薦入学決まったから受験しなくていいんだもん。

じゃぁ何する?

特にこれと言ってすることもない…。
ああ困ったなぁ…。

それにしても、大槻に彼女がいたなんて。

昨日のことは?
全部ウソだったの?

ああもう頭が混乱する。

てゆーか断っておきますけどねっ、
大槻のことなんてどうでもいいのよっ!!!


…何ムキになってんのかな、あたし…。

でも…そう、事実大槻から見て、あたしはとっても惨めだったから、だから助けてくれただけなんだ。偶然グミが好きなのが共通しててそれが原因で助けてくれただけなんだ。

タク先輩にも振られて、彼女モチの男に軽くキスされちゃって、あたしってなんてばかな女なんだろう。
でもこうやって学習していくんだよ、きっとさ。

飲み会も断ろう。

友達だとしてもキスの代償はでかい。
精神的にクるんだから。

まぁ、友達と言っても昨日なったばかりで、それでキスしちゃってるんだから、もう友達とも呼べないかもしれないけどね。

バイバイ、オーツキクン。
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