君と秘密のスキャンダル


「お前のこと信じてやれなくて悪かった…」


「……」


「…なんとか言えよ」


「……冷たいです、宮田さん」


「あ、わり、俺濡れてるんだったわ」



離れようとすれば、無言でぎゅっと抱きしめ返してくる彼女は愛おしくてたまらない。

こんなにも心臓ってドキドキいうものなんだな…。


よし、今だ。言う………


……待て、何だよこれ。
めっちゃ勇気いるじゃねぇか…。

あぁ、無理だ、言えねぇよ…

ダメだ、言え、おれ!

頑張れ俺!!!!







「す____________

「好きです!!」







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