この恋は遊びだから


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駅前の飲み屋街。
クリスマスってことで、いつもより人も多い。

「なる〜!!」

「綾!急だったのにありがとね」

「ううん、大丈夫!暇だったし」

「ほんとごめんね。」

「翔とは大丈夫なの?」

「翔さ、他の女といるっぽいんだよね」

「え」

そう。翔は最近連絡とってる女の子がいる。
その女の子の一目惚れらしく、翔はまったく興味がないと言っているけど、

嘘だ。多分。

「もうよくわかんないね、翔の気持ち」

「もう慣れたよ、こんなこと」

「こんな可愛いなるがいるのにねえ。よし!今日は呑むぞー!」

「おー!」

私はまだ20歳になったばかりで、お酒が強くない。
けど、今日はいいよね。

久しぶりに綾と会えて、楽しくて気づけば終電の時間。




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