SKY CROWN
1、嫌いな自分
ジリリリリリリリリリリ……。
軽快な音と共に重たい瞼をこじ開けた。時計を見ると短針が4と5の間にあって、長針が6を指していた。
4時半か……。起きよう。これ以上布団の中に入っていたら二度寝しそう。私は二度寝なんかしたらその後全然起きれないんだから。二度寝なんてしたら遅刻という最悪な事態にまっしぐらだ。
若干まだ眠いが、顔も笑えばスッキリするだろう。制服の袖に腕を通して鏡の前に立つ。
いかにも私立の学校ですと主張するような、チェックのスカート、スカートと同じチェック柄のリボン。
鏡を見ながら、自分の着ている制服のリボンが曲がっていないか確認する。
昨夜から充電していたスマートフォンと、スマートフォンの予備充電器を延長コードのコンセントから抜く。
いつも決まっていれている、机の横の引き出しの二段目から、いつものイヤホンを取って、スマホに差し込んだ。
イヤホンを耳につけて、スマートフォンの音楽アプリを開き、お目当ての音楽グループを探す。
「(『SKY CROWN』……『SKY CROWN』……。あ。あった。)」
好きな音楽グループの曲を選択し、再生ボタンを押すと、スマートフォンをポケットにしまった。
昨日の夜から準備してあったカバンの中身を少し確認し、そのまま肩にかける。学校に行く直前で二階に取りに行くと、何か忘れたら大変だから、一階に置いておこう。
イヤホンを耳につけたまま、朝ごはんとお弁当の支度をするべく二階の部屋から一階に繋がる階段に向かった。
少し開いたカーテンの隙間から眩しい朝日が差し込んでいる。
今日も始まる。
軽快な音と共に重たい瞼をこじ開けた。時計を見ると短針が4と5の間にあって、長針が6を指していた。
4時半か……。起きよう。これ以上布団の中に入っていたら二度寝しそう。私は二度寝なんかしたらその後全然起きれないんだから。二度寝なんてしたら遅刻という最悪な事態にまっしぐらだ。
若干まだ眠いが、顔も笑えばスッキリするだろう。制服の袖に腕を通して鏡の前に立つ。
いかにも私立の学校ですと主張するような、チェックのスカート、スカートと同じチェック柄のリボン。
鏡を見ながら、自分の着ている制服のリボンが曲がっていないか確認する。
昨夜から充電していたスマートフォンと、スマートフォンの予備充電器を延長コードのコンセントから抜く。
いつも決まっていれている、机の横の引き出しの二段目から、いつものイヤホンを取って、スマホに差し込んだ。
イヤホンを耳につけて、スマートフォンの音楽アプリを開き、お目当ての音楽グループを探す。
「(『SKY CROWN』……『SKY CROWN』……。あ。あった。)」
好きな音楽グループの曲を選択し、再生ボタンを押すと、スマートフォンをポケットにしまった。
昨日の夜から準備してあったカバンの中身を少し確認し、そのまま肩にかける。学校に行く直前で二階に取りに行くと、何か忘れたら大変だから、一階に置いておこう。
イヤホンを耳につけたまま、朝ごはんとお弁当の支度をするべく二階の部屋から一階に繋がる階段に向かった。
少し開いたカーテンの隙間から眩しい朝日が差し込んでいる。
今日も始まる。