水に溺れた君と夏
「あー、もうだめ。全然わかんねぇ。」

「吉良くんは授業中寝てるもんねぇ。」

「でも確かに時間は結構たってるしね。」

「それじゃ、とりあえず休憩しようか。
…瑠璃、陽都下からお茶とってきてくれない?」

「それなら私行くよ。」

「ううん、大丈夫。」

人選がおかしくない、か?

でも瑠璃は何か分かってるようで。

「わかった。いこう!吉良くん」

そういって部屋を出ていった。

…大事な話でもあるんだろうか。
瑠璃のことかな?なんて考えていた。
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