水に溺れた君と夏
「それにしても"陽都"だなんて。
何かあったの?」

ニヤニヤした顔で聞いてくる瑠璃。

「っ。いや、流れでそうなっただけ。」

少し自分の方が赤くなるのを必死に抑える。

「その流れとはなんですかねぇ~?」

「っ!瑠璃!」

「あははっ。ごめんって!」

もう…
ほんとに流れなんだからなんとも言えないんだけど。

「それじゃ、また明日ね!」

「うん」
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