水に溺れた君と夏
ピンポーン

「ん、わりぃな。伊月。
とりあえずなかに入ってくれ。」

「ありがとう。」

広いなぁ。
前は緊張で怖くて余裕なかったし。

賞状とかトロフィーとか色々置いてあってずっと努力してきたんだなって分かるものだった。

きっと"楽しい"が一番のころにとったものばかりだろうけど。

「こんなものしかねぇけど、はい。」

「わざわざいいのに。ありがとね。
それと…安静だからね?」

安静の意味わかってるのかな?陽都くんは。

「うっ…。わかってるよ。」

ほんとか怪しいとこだけど。
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