水に溺れた君と夏

よんのよん

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あれから日にちはたって
梓月のお陰で大会前日、陽都の元に行くことを決めた。

決めたのはいいけれど、いざ当日となると少し不安になってしまう。

それでも容赦なく、時刻は過ぎていく。

意を決して、制服に着替えて学校のプールへ向かう。
前日だからか、水泳部は早めに切り上げたようだ。

「─伊月。」

「…陽都。」

相変わらず神出鬼没だなぁなんて思ったけど、約束の時間だし、当たり前か。なんて思う。
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