水に溺れた君と夏
暑さに額から流れ落ちる汗を
手でぬぐいながら観客席の方へ移動する。
つもりだった…。
これだけ暑いと喉も渇く。
陽都の出番まで時間はあるし、自販機によることにした。
…何にしようかな。
やっぱり、夏と言えば麦茶だよな。
まぁ偏見にしか過ぎないんだけど。
自分で思ったことに苦笑しながら
ボタンをおす。
──「伊月。」
ほんと、相変わらずだなぁ。
なんて思いながら彼の口からこぼれる私の名前に心が嬉しくなる。
手でぬぐいながら観客席の方へ移動する。
つもりだった…。
これだけ暑いと喉も渇く。
陽都の出番まで時間はあるし、自販機によることにした。
…何にしようかな。
やっぱり、夏と言えば麦茶だよな。
まぁ偏見にしか過ぎないんだけど。
自分で思ったことに苦笑しながら
ボタンをおす。
──「伊月。」
ほんと、相変わらずだなぁ。
なんて思いながら彼の口からこぼれる私の名前に心が嬉しくなる。