水に溺れた君と夏
久しぶりなこともあって、たくさんの話をした。
…今年のことも。俺を救ってくれた、"伊月"のことも。
「…ねぇ、陽。」
「どうした?凛。」
いきなり真面目な顔をするから俺も自然と気を引き締める。
「その伊月って子、大会はじまる前、陽と喋ってた子?」
気でもあるのか?
…いや、凛はそんな軽いやつじゃない、はず。
どっちにしろ、渡さねぇよ。
そう思いながら凛に
「あぁ。」
と返す。
…今年のことも。俺を救ってくれた、"伊月"のことも。
「…ねぇ、陽。」
「どうした?凛。」
いきなり真面目な顔をするから俺も自然と気を引き締める。
「その伊月って子、大会はじまる前、陽と喋ってた子?」
気でもあるのか?
…いや、凛はそんな軽いやつじゃない、はず。
どっちにしろ、渡さねぇよ。
そう思いながら凛に
「あぁ。」
と返す。