水に溺れた君と夏
「…名字は?」

…どうしたんだ?
いつもの凛らしくない。

「…宮川、だけど。」

緊張しつつ凛に答える。

「あぁ、やっぱり…。似てるしね。
それとあのネックレス…。」

ひとりで解決して何かをぼやきだす凛。

「…?おい、伊月がどうしたんだよ。」

「えっ?」

え?そう言われるとこっちが戸惑ってしまう。

「…陽。まさか、気付いてないの…?」

…何のことだ?
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