薔薇の棘のように
「え、」




は?なんか腹立つ!教室くらいいけるし!





須賀「貧血だそうですよ。」




「そうですか。」




須賀「驚かないんですか?」




「よくあるので」




須賀「それは良くないですね。」




なんでこいつと二人きりなわけ!教室いくし!




あ、素がでた気がする!どうしよー




「とにかく教室行きます。」




ふっ!おきあがれるし!ほーらたてる!




須賀「ムリですから!」




なんでこんなに怒られてんの。私




「たててるのでいきま.........。」



もう次は何!立ちくらみかよ!



思わずしゃがみこむ。




「はぁ、はぁ、」




須賀「寝ててください。」




「はぁ、はぁ、」






立てないんですけど!




須賀「しょうがないですねー。どうぞお手を」




「(手をとる)」




須賀「熱がありますよ。測ってください。」





「なんで、敬語?」




須賀「のちのち分かります。」






あー分かった。黒蝶華の人間か、めんど。





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