薔薇の棘のように
「椎名に言われた?」






須賀「誰ですか。」





「しらばっくれるか。」





須賀「きずくのがはやすぎですよ。」





「それ褒めてるの?」




須賀「褒めてますから。いいんですか?素が出てますよ。」





「そうね。んで、椎名に言うの?」




須賀「いえ。」



「そう。天然キャラとか知らねーし」



須賀「ふっ。わかったので熱測ってください。」




「ん、」




ピピッ



39.8



須賀「見せてください。」



「嫌だ」



熱高いから帰らされる。となれば椎名に会わないと行けなくなる!つまり!見せてはダメ!




須賀「失礼します。シュッ」



「シュッ!」




須賀「逃げないでください。」




「無理無理ー!」



須賀「シュッ!」



「.........ガタンはぁ、はぁ、」




動かせんなよ。病人を!体温計落ちたし




須賀「すみません。熱あげちゃいましたね.........。」




「ほんとだよ、はぁ、はぁ、暑い」




須賀「39.8!?高くないですか!?帰りましょう。」



「嫌だ!帰りたくない!はぁ、はぁ、」


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