薔薇の棘のように




椎名「お嬢様!その言葉遣い何とかなさってください。」



なんで私がなおさないといけないのよ。





「無理無理。椎名が諦めて。」






椎名「こればっかりは私も譲れません!」






「なんでよ。いいじゃん。ちゃんとみんなの前では清いお嬢様演じてるんだから。」





椎名「ダメです。淑女になっていただくためには日常が大事なのです!」





「あいつになんかいわれた?」





椎名「あいつとは!!!いけません!言い直してください!」






「あいつはあいつ」






椎名「どうしてそこまで奥様を敵視されるのですか!」





「ん、秘密」




分かんないの?嫌いだからだよ。まぁ実際他人だから。





それに椎名はまだ知らないしね。教えてもないし言う気もないけど





椎名「あ!!では、絶対に外では淑女でいてくださいね!これがお約束出来れば家の中で、今のままでもいいです。ただし1回でも私がそのような所をお見受けした場合家でも淑女でいていただきます。」






「淑女.........。椎名は、そんなに淑女になって欲しいのね。わかったわ!この条件飲んでやる!」






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