薔薇の棘のように
4時




りず「大丈夫?帰れる?」




「うん。車つけてもらうから帰れる」




「あのさ、ほんとに知らないの?」



りず「急になんの話?」



「やっぱいいや。なんかあなたとは今日もう一度合う気がする」


りず「よくわかんないけど、車のとこまで付き添ってあげるよ。」


「その言い方は良くないね。」


りず「ふっ。付き添っていいですか?蘭奈様?」


「やっぱしってんの?」



りず「何がですか?」



「いや、なんでもないけど。」




りず「じゃ行こ、」




「うん。」




てかりずとやらが家のことを全く知らないとは普通に考えてありえないし、それに苗字が違うところが疑問ー



てか背高いなー今日合う気がするのは私の妹の執事としてりずが指名されると思うから。




りず「大丈夫?歩ける?」



「大丈夫。」



てくてくてく



「あ、そういえば須賀先生とれみちゃんに、帰ること言ってないや。」




りず「さっき言っておいたよ。」




「おーないすー!」



りず「なんか、今日忙しそうだったよ。先生たち。」



「あれ、今日って何日?」



りず「15日だよ。」







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