薔薇の棘のように
須賀「熱は下がりましたか?」




「うん。あんだけ寝たからね。」




須賀「それは良かったです。」




「兄弟なんでしょ?」




須賀「え?」




「あら、違うの?」



須賀「いえ、でも、なぜ、ご存知で?」



「風の噂かしら。」



須賀「そうですか.........。」



「あら、先生?どうされましたか?もしかして訳ありですかぁ?」



須賀「フッ。やめてください。」



「あはははっ!」



須賀「?」



「ねぇ、ほんとに私に仕えて大丈夫?」



須賀「と申しますと?」



「だってさー、まぁいいや。」



巻き込むなら巻き込んでやんよ笑笑




ドン!シュッ



須賀「ふっ」



「あら、案外強いのね。体育の先生だけあるわ。」



須賀「先程からお嬢様の言動が理解できませんが。どうされましたか?」



「ううん。べつに。」



< 29 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop