薔薇の棘のように


「なんで?私が言ってるのに?」





1人で食べても美味しくない。





椎名「それはダメです。」





「へー。そう、じゃあもう行く」





椎名「え、朝食たべられないと薬が!」





「いいから。」





まぁ良くないけど。食べたくないし





体重すぎるし、くっそ!もう!





椎名「食べてください。」






「椎名が食べないなら食べない」






椎名「蘭奈様らしくないです。」






「いいじゃん。どうだって」




「んじゃ、行ってくるから。付き添い要らないから。」






椎名「蘭奈様!ちゃんと帰ってきてくださいよ!」





「帰る帰る、帰るからバイバイ」





急に心配すんなし






「黒井さん、車出してください」






なんでさん付けかって?
この方黒蝶華財閥のおえらいさんだったんだけど定年退職しちゃって運転手してるから。





黒井「かしこまりました。ですが朝食はいいのですか?」





「はい。」






黒井「出発致します。」






「はーい。」







それ以降、私に気を使ってか、詳細は聞かれなかった。






黒井「ご到着しました。」






「ありがとうございます。」






黒井「行ってらっしゃいませ。」






「行ってきます。」






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