俺様幼馴染の溺愛包囲網
〜亮平、フラれる〜
「お前、あれ、俺が付き合いたくてOKしたと思うか?」
「……たしかに、
あの状況でお断りしたら鬼だよね。
渋々なのはわかってたよ。」
「そう。
さすがにあの場でお断りは、
俺もマズいと思った。
だから後でもう一度話そうとしたんだよ。」
「うん。賢明だね。」
「それで、昨日は予備校の日だったから、帰りに話そうと思って、あっちの教室に行ったんだよ。」
話は早い方がいいと思ってな、と。
亮平の話はこうだった。
佐伯さんの教室へ行くと、早速、彼氏として彼女を誘いにきたと冷やかされた。
佐伯さんも当然のことの様に
「あら、迎えにきたのね」
と、いう感じで迎え入れたと。
いや、何様だ?と思ったけど、その場では言わなかった。
うんうん。賢明だ。
学校を出てすぐ、
自分はバスケ部と予備校でほぼ1週間空きがない。
会えるのは予備校へ行くまでの時間だけだ。
それでは付き合うのは無理だろう?
と切り出した。
うんうん。
事実だし、それなら傷つけない。
しかし佐伯さんの返しは想定外だった。
「……たしかに、
あの状況でお断りしたら鬼だよね。
渋々なのはわかってたよ。」
「そう。
さすがにあの場でお断りは、
俺もマズいと思った。
だから後でもう一度話そうとしたんだよ。」
「うん。賢明だね。」
「それで、昨日は予備校の日だったから、帰りに話そうと思って、あっちの教室に行ったんだよ。」
話は早い方がいいと思ってな、と。
亮平の話はこうだった。
佐伯さんの教室へ行くと、早速、彼氏として彼女を誘いにきたと冷やかされた。
佐伯さんも当然のことの様に
「あら、迎えにきたのね」
と、いう感じで迎え入れたと。
いや、何様だ?と思ったけど、その場では言わなかった。
うんうん。賢明だ。
学校を出てすぐ、
自分はバスケ部と予備校でほぼ1週間空きがない。
会えるのは予備校へ行くまでの時間だけだ。
それでは付き合うのは無理だろう?
と切り出した。
うんうん。
事実だし、それなら傷つけない。
しかし佐伯さんの返しは想定外だった。