俺様幼馴染の溺愛包囲網
「それで、バイトの面接どうだったの?
もちろん採用よね?」
「あ、うん。
来週から平日に週3で入る予定。
社販だと半額だって。
家族のも買えるから、雅ちゃん楽しみにしててねっ!」
「マジ⁉︎
あそこの下着、可愛い上にスタイルアップ出来るから最高じゃない!
嬉しい〜!」
そう、私は今日、大学の近くの下着屋さんで、アルバイトの面接だった。
もちろん採用。
来週から売り子さんをする。
このバイト、なぜか亮平が見つけて来てくれたんだよね。
大学の最寄駅にあって、オーナー兼店長さん始め、パートさんの雰囲気がすごく良い。雑貨も可愛いし。
閉店時間も、周りの店より少し早めの20時。
何より、土曜日がお昼の2時まで。
日祝は休みと来ている。
そんな好条件あるの⁉︎って思うけど、本当らしい。
亮平グッジョブだ。
大学に入学と同時に美術のインカレサークルに入ったのはいいけど、月一のオンライン集会で、作品の進捗状況を話し合うだけ。
年2回の個展に向けて、各々で、制作に励むという、なんとも地味なサークルだった。
時間を持て余しそうなので、アルバイトを探していたところ、亮平が下着屋さん兼雑貨屋の募集を見つけたのだ。
社販が有り難いし、決まって良かった。
アルバイトや大学の話をしながら待つこと20分。漸く私達の番が来た。
かき氷とは思えない濃厚な味わい。
美味しすぎる!
あっという間に食べ終えてしまった。