俺様幼馴染の溺愛包囲網
それから、俺はすぐに枚岡のおじさんのところへ行った。
そう、これは結衣子が知らないことだ。
結衣子にキスをして、独占欲が抑えきれなくなった俺は、直談判に行ったんだ。
「結衣子を俺にくれ!」と。

おじさんは条件を出した。
「まずはどこの大学に進むか決めなさい。
人の役に立つ人間になりなさい。
そして、何より大切なことは、結衣子の愛情と信頼を得ること。
それが条件だ。」

枚岡のおじさんは俺にとっては育ての親。
言われたことは必ず守る。

「わかった。必ず条件は満たす。
その時は結衣子と結婚させてもらう。」

「あぁ。頑張りなさい。
…あ、そうそう。
大学に入学するまでは結衣子に手を出したらダメだよ。そこは守ってもらうから。」

「えぇー!マジかよー……。」

「当たり前だ。勉学に励め。」

「.……わかったよ。」

そうして俺は、我慢に我慢を重ね、勉学に励み、ストレートで公立大学の医学部に入学した。まあ、たまに耐えかねて、結衣子の唇は楽しんだけどな。それくらいは許してもらおう。

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