俺様幼馴染の溺愛包囲網
「…ん。…りょ、亮平どうしたの?
なんかあった?」

私は心配になって、亮平の頬を手で覆い、
目を覗き込む。
何かあったのかな。
仕事?それとも、昨日の夜?
思い詰めたような目をしている。
なんとか読み取ろうとすると、亮平が言った。

「話がある。」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇



なんとなく、いつ両親が帰ってくるかわからない自宅で聞く雰囲気ではなかった。
そこで、藤田の家に場所を移すことにした。
さすがに隣とは言え、ご近所さんに会うこともある。
短パンにブラトップでは心許ない。
亮平には先に帰ってもらって、私は部屋からマキシ丈のシャツワンピを取ってきて羽織った。これなら誰かに会っても大丈夫。
戸締りをして、家を出る。

どうしたんだろう。
なんか、真剣な顔してたよね?
話って………







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