青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
次の日、俺は何も言ってないのに蒼は病室に顔を出していた。
そして、彼女が目を覚ました。
蒼を病室に残し診察していくと彼女には記憶がなかった。
俺は彼女に一つの提案をした。
「あなたの状態ですが、外傷などはありません。
声は時間と共に元に戻るでしょう。
問題は体の衰弱が激しいのと、記憶を失っていることです。
何も分からない中、一人は不安でしょう。」
俺の言葉に彼女は泣きそうな顔を俺に向けた。
「先程、あなたの病室にいた男は私の友人で、あなたが海で倒れている
のを発見して助けたものです。
多分、あいつはあなたの助けになるような気がします。
今の状況をあいつにも話して協力してもらうのは、どうでしょう?」
女は頭をコクンと下げ同意の意思表示をした。
病室に戻り待っていた蒼に今の状況を話すと、俺の予想通り彼女の力に
なってくれるという。
やはり、今までの蒼とは何か違う。
人を寄せ付けないように過ごしていたのに、彼女に対しては自然と受け
入れている。
そして、蒼自身はそんな自分の変化に気づいていないようだった。
やはりこの二人の出会いは、蒼を心の闇から救う希望なのかもしれない。
俺はこの名も知らぬ彼女に一縷の望みを託した。
そして、彼女が目を覚ました。
蒼を病室に残し診察していくと彼女には記憶がなかった。
俺は彼女に一つの提案をした。
「あなたの状態ですが、外傷などはありません。
声は時間と共に元に戻るでしょう。
問題は体の衰弱が激しいのと、記憶を失っていることです。
何も分からない中、一人は不安でしょう。」
俺の言葉に彼女は泣きそうな顔を俺に向けた。
「先程、あなたの病室にいた男は私の友人で、あなたが海で倒れている
のを発見して助けたものです。
多分、あいつはあなたの助けになるような気がします。
今の状況をあいつにも話して協力してもらうのは、どうでしょう?」
女は頭をコクンと下げ同意の意思表示をした。
病室に戻り待っていた蒼に今の状況を話すと、俺の予想通り彼女の力に
なってくれるという。
やはり、今までの蒼とは何か違う。
人を寄せ付けないように過ごしていたのに、彼女に対しては自然と受け
入れている。
そして、蒼自身はそんな自分の変化に気づいていないようだった。
やはりこの二人の出会いは、蒼を心の闇から救う希望なのかもしれない。
俺はこの名も知らぬ彼女に一縷の望みを託した。