青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
女と同居すると決まった俺は、病院から出るとその足で近くの
インテリアショップへと足を運んだ。
女の部屋に置く家具をそろえるためだ。
女のイメージに合う物をと見ていると、一角にぴったりのセット
が目に留まり、一式購入した。
そして、カーテンにクッション・・・・。
愛車に乗って、自宅への道を走らせると15分程でグレーの屋根に
グレーと白の外壁のモダンな家が見えてきた。
5年前に建てた北欧風の一軒家。
少し小高い場所に建っているため、窓からの眺めも良い。
玄関に買ってきた物を置くと、二階へ続く階段を上っていく。
階段から直ぐの右手の部屋を女の部屋に考え、ドアを開く。
何も無い、真っ白な部屋。
俺は、腕まくりをすると部屋の窓を開け作業に取り掛かった。
女が退院する前日、やっと部屋が完成した。
真っ白だった部屋の奥には薄い水色の壁紙を貼り、カーテンは
紺とターコイズ色のナチュラルなリネン素材。
ベット、ソーファー、テーブル、ドレッサーは白木の素材。
クッションやベットカバーは柔らかな空色だ。
俺にとって、女のイメージは『海』だった。
出来上がった部屋を見ながら、「気に入ってもらえるかな」
思わず口をついて出た言葉に、思いの外、女のことを気にかけて
いる自分に失笑した。
インテリアショップへと足を運んだ。
女の部屋に置く家具をそろえるためだ。
女のイメージに合う物をと見ていると、一角にぴったりのセット
が目に留まり、一式購入した。
そして、カーテンにクッション・・・・。
愛車に乗って、自宅への道を走らせると15分程でグレーの屋根に
グレーと白の外壁のモダンな家が見えてきた。
5年前に建てた北欧風の一軒家。
少し小高い場所に建っているため、窓からの眺めも良い。
玄関に買ってきた物を置くと、二階へ続く階段を上っていく。
階段から直ぐの右手の部屋を女の部屋に考え、ドアを開く。
何も無い、真っ白な部屋。
俺は、腕まくりをすると部屋の窓を開け作業に取り掛かった。
女が退院する前日、やっと部屋が完成した。
真っ白だった部屋の奥には薄い水色の壁紙を貼り、カーテンは
紺とターコイズ色のナチュラルなリネン素材。
ベット、ソーファー、テーブル、ドレッサーは白木の素材。
クッションやベットカバーは柔らかな空色だ。
俺にとって、女のイメージは『海』だった。
出来上がった部屋を見ながら、「気に入ってもらえるかな」
思わず口をついて出た言葉に、思いの外、女のことを気にかけて
いる自分に失笑した。