青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
碧とのホッとするような休憩時間、そう言えば・・・と思い出す。
「なあ、前に刑事の江波さんが言っていた事を覚えているか?」
「江波さん・・・戸籍のことですか?」
そう確か、このままだと身分を証明するものもないし、今後のために戸籍の
取得を勧めていた。
引っ越しと生活に追われて、ついつい後回しにしていたが、碧も大分慣れて
きたようだし良いだろうと考えた。
「ああ、江波さんに明日にでも連絡してみよう。
俺も手伝うから、そうしてみないか?」
「はい、蒼さんにはご迷惑お掛けしますが、よろしくお願いします。」
碧はすまなそうにしながらも、どこかホッとしたように見えた。
翌日、碧と俺はリビングである人物を待っていた。
インターホンが鳴ると、碧が足早に玄関に向かう。
俺はそんな碧の後姿を何となく見ていた。
玄関からは碧ともう一人、今日の客の話し声が微かに聞こえていた。
「チッ・・」
何故だか、碧が自分以外の人間と楽しそうに話すのを、面白くないと感じ
舌打ちする自分がいた。
碧は、ただの同居人なのに・・・
あれか、妹を取られるような感じなのか・・・?
今まで感じたことのない気持ちに、少し戸惑いながらもそう結論付けひとり
納得した所で、碧と客の江波がリビングに入って来た。
「なあ、前に刑事の江波さんが言っていた事を覚えているか?」
「江波さん・・・戸籍のことですか?」
そう確か、このままだと身分を証明するものもないし、今後のために戸籍の
取得を勧めていた。
引っ越しと生活に追われて、ついつい後回しにしていたが、碧も大分慣れて
きたようだし良いだろうと考えた。
「ああ、江波さんに明日にでも連絡してみよう。
俺も手伝うから、そうしてみないか?」
「はい、蒼さんにはご迷惑お掛けしますが、よろしくお願いします。」
碧はすまなそうにしながらも、どこかホッとしたように見えた。
翌日、碧と俺はリビングである人物を待っていた。
インターホンが鳴ると、碧が足早に玄関に向かう。
俺はそんな碧の後姿を何となく見ていた。
玄関からは碧ともう一人、今日の客の話し声が微かに聞こえていた。
「チッ・・」
何故だか、碧が自分以外の人間と楽しそうに話すのを、面白くないと感じ
舌打ちする自分がいた。
碧は、ただの同居人なのに・・・
あれか、妹を取られるような感じなのか・・・?
今まで感じたことのない気持ちに、少し戸惑いながらもそう結論付けひとり
納得した所で、碧と客の江波がリビングに入って来た。