青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
「琢磨さん、お願いします!
その子、碧ちゃんって言うんですけど、記憶喪失で・・・
俺、少しでも力になってあげたいんです!」
俺は必死になって、目の前で煙草をふかし、椅子に踏ん反り返っている
弁護士の斎藤 琢磨さんに頭を下げ頼み込んでいた。
琢磨さんは、「フ~」っと煙草の煙を吐き出して俺と目線を合わせた。
「あ゛~、分かったよ。
他ならぬ圭太の頼みだし、その碧ちゃんの件引き受けよう。
それに、そこまで必死に頼むってことは、アレだな?
圭太、その碧ちゃんに惚れてるだろ?」
見透かすような目で俺の事をみる琢磨さんに、慌てて言葉を返す。
「な、何言ってるんですか!
俺は、ただ人助けを・・・」
「まぁ、分かった、分かった。
で、先方は何時でも都合つけられるのか?」
「あ、はい!それは大丈夫です。
碧ちゃんにも確認してあります。」
「じゃあ・・・・明後日の10時に事務所に来るように伝えてくれ。」
「あ、ありがとうございます!
俺、どうしても一番信頼できる琢磨さんにお願いしたかったから・・。
よろしくお願いします!」
俺は90度の角度で深々と頭を下げた。
琢磨さんにお願いできることで、意気揚々と事務所を出ようとしていると
「圭太、頑張れよ!応援してるからな!ガハハハハ!」
最後の笑い声は余計だが、琢磨さんの大きな声が俺の背中にかけられた。
チクショー、俺で遊んでやがる!!
嬉しいような、恥ずかしいような気持ちで事務所を後にした。
その子、碧ちゃんって言うんですけど、記憶喪失で・・・
俺、少しでも力になってあげたいんです!」
俺は必死になって、目の前で煙草をふかし、椅子に踏ん反り返っている
弁護士の斎藤 琢磨さんに頭を下げ頼み込んでいた。
琢磨さんは、「フ~」っと煙草の煙を吐き出して俺と目線を合わせた。
「あ゛~、分かったよ。
他ならぬ圭太の頼みだし、その碧ちゃんの件引き受けよう。
それに、そこまで必死に頼むってことは、アレだな?
圭太、その碧ちゃんに惚れてるだろ?」
見透かすような目で俺の事をみる琢磨さんに、慌てて言葉を返す。
「な、何言ってるんですか!
俺は、ただ人助けを・・・」
「まぁ、分かった、分かった。
で、先方は何時でも都合つけられるのか?」
「あ、はい!それは大丈夫です。
碧ちゃんにも確認してあります。」
「じゃあ・・・・明後日の10時に事務所に来るように伝えてくれ。」
「あ、ありがとうございます!
俺、どうしても一番信頼できる琢磨さんにお願いしたかったから・・。
よろしくお願いします!」
俺は90度の角度で深々と頭を下げた。
琢磨さんにお願いできることで、意気揚々と事務所を出ようとしていると
「圭太、頑張れよ!応援してるからな!ガハハハハ!」
最後の笑い声は余計だが、琢磨さんの大きな声が俺の背中にかけられた。
チクショー、俺で遊んでやがる!!
嬉しいような、恥ずかしいような気持ちで事務所を後にした。