青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
深い深い海の底
果てない孤独と寂しさの中に私はいた
いつから私はひとり、ここにいるのだろう
忘れてしまう程、遠い昔のような気がする
仲間がいた頃は、歌を唄い、魚と共にどこまでも泳いだものだ
住む場所を追われ、一人また一人といなくなっていく仲間達
いつもの様に暗い深淵から上をただ見上げる
いつもなら青煙のような海が広がるだけの空間に、キラッと光る
物が目に入った。
“ 何!? ”
キラリと光った物は、まるでそれ自体が意志を持っているかの
ように、真直ぐ自分の元に降りて来る。
私は、ただ唖然としてその様子を眺めていた。
暫くしてそれが頭上まできたところで、ハッとして両の掌を差し
出すと、掌にヒヤリと硬い感触が伝わってきた。
両の掌で、優しく包み込むようにして目の前で掌を開くと、そこに
あったのはキラリとした石のついたシルバーのリングだった。
それと同時に、リングから自分の身体に流れ込んでくる感情の波
・・・悲しみ、怒り、愛、憧れ、劣等感、嫉妬、希望、後悔、諦め
そして・・・寂しさ・・・・。
私の瞳から、その感情に共感するように涙が零れた。
次の瞬間、激しい渦が私を襲った。
為す術もなく、私は渦に飲み込まれてしまった。
渦が去ったその場所には、大きな岩だけが残っていた。
そして暗い深淵は、何事も無かったかのようにいつもの姿をそこに
現すだけだった。
果てない孤独と寂しさの中に私はいた
いつから私はひとり、ここにいるのだろう
忘れてしまう程、遠い昔のような気がする
仲間がいた頃は、歌を唄い、魚と共にどこまでも泳いだものだ
住む場所を追われ、一人また一人といなくなっていく仲間達
いつもの様に暗い深淵から上をただ見上げる
いつもなら青煙のような海が広がるだけの空間に、キラッと光る
物が目に入った。
“ 何!? ”
キラリと光った物は、まるでそれ自体が意志を持っているかの
ように、真直ぐ自分の元に降りて来る。
私は、ただ唖然としてその様子を眺めていた。
暫くしてそれが頭上まできたところで、ハッとして両の掌を差し
出すと、掌にヒヤリと硬い感触が伝わってきた。
両の掌で、優しく包み込むようにして目の前で掌を開くと、そこに
あったのはキラリとした石のついたシルバーのリングだった。
それと同時に、リングから自分の身体に流れ込んでくる感情の波
・・・悲しみ、怒り、愛、憧れ、劣等感、嫉妬、希望、後悔、諦め
そして・・・寂しさ・・・・。
私の瞳から、その感情に共感するように涙が零れた。
次の瞬間、激しい渦が私を襲った。
為す術もなく、私は渦に飲み込まれてしまった。
渦が去ったその場所には、大きな岩だけが残っていた。
そして暗い深淵は、何事も無かったかのようにいつもの姿をそこに
現すだけだった。