青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
「碧、今日は仕事が上手くいって、お土産にケーキを買ってきたんだ。
美味しいって評判の店だから、一緒に食べよう。」
俺がそう声をかけると、まだ申し訳なさそうな顔をしていた碧も
心なしか嬉しそうに皿を出してくれた。
ケーキは苺ののったショートケーキ
碧は嬉しそうにケーキを頬張っていて、さっきまでの沈んだ気持ちも
少し落ち着いたようだった。
ケーキを食べ終わり、コーヒーを一口飲むと俺は、遠い昔を思い出し
ながら口を開いた。
「さっきの話だけど、つまらないかもしれないが俺の昔の話を碧に
聞いてほしい・・・。」
碧は俺の目をその明るい栗色の瞳で真直ぐと見て、コクンと頷いた
「俺にはかけがえのない大切な友人が二人いた。
二人共、高校の同級生で一人は成海 俊。
俊は、明るく活発で誰からも好かれているような太陽のような奴
もう一人は、俊の彼女で佐藤 梨花。
二人はとても仲が良くて、俺はそんな二人が大好きだった。
俺は元々こんなんで、口数も少なかったし近づき難い雰囲気も
あったのか、友達はいなくていつも一人でいたところに、俊が
声を掛けてくれたのがきっかけだった。
気さくで穏やかな俊に、俺も直ぐに打ち解けていったんだ。」
美味しいって評判の店だから、一緒に食べよう。」
俺がそう声をかけると、まだ申し訳なさそうな顔をしていた碧も
心なしか嬉しそうに皿を出してくれた。
ケーキは苺ののったショートケーキ
碧は嬉しそうにケーキを頬張っていて、さっきまでの沈んだ気持ちも
少し落ち着いたようだった。
ケーキを食べ終わり、コーヒーを一口飲むと俺は、遠い昔を思い出し
ながら口を開いた。
「さっきの話だけど、つまらないかもしれないが俺の昔の話を碧に
聞いてほしい・・・。」
碧は俺の目をその明るい栗色の瞳で真直ぐと見て、コクンと頷いた
「俺にはかけがえのない大切な友人が二人いた。
二人共、高校の同級生で一人は成海 俊。
俊は、明るく活発で誰からも好かれているような太陽のような奴
もう一人は、俊の彼女で佐藤 梨花。
二人はとても仲が良くて、俺はそんな二人が大好きだった。
俺は元々こんなんで、口数も少なかったし近づき難い雰囲気も
あったのか、友達はいなくていつも一人でいたところに、俊が
声を掛けてくれたのがきっかけだった。
気さくで穏やかな俊に、俺も直ぐに打ち解けていったんだ。」