青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
「俺はずっと画家になりたいという夢があった。
俊と梨花は俺の夢を応援してくれて、俺は芸大になんとか合格
できたんだ。
俊と梨花は地元の大学に一緒に進んでいて、俺達は大学は違えど
休みの日には会ったりして、ずっと付き合いは続いていた。
芸大を卒業すると、俺は画家としての生活を始めた。
でも・・・現実はそんなに甘くはなくて、仕事もなかなか無く
食べるのもやっとという生活を送っていたんだ。
それでも、二人は俺には才能があるって言って、食事を食べさ
せてくれたり、いろいろ応援して励ましてくれた。
そのうち二人が結婚することが決まったんだ。
俺は勿論、祝福した。
大好きな二人が幸せになるのを心から喜んだんだ。」
俺はここで一旦話を止めて、碧を見た。
真剣な眼差しが俺に向けられている。
俺は、コーヒーを一口飲むと、続きを話出した。
「幸せの絶頂にいた二人に、思わぬ不幸が訪れた。
俊が事故にあって、帰らぬ人になってしまった・・・。
俺が事故の知らせを受けて病院に行った時に目にしたのは、
ベットの上で動かなくなっている俊に縋り付いて泣く、梨花
の姿だった。
俺は、俊の死にショックを受けながらも、頭のどこかで悪魔
の囁きを聞いてしまったんだ。」
俺の言葉に、碧がハッと息を飲んだのが分かった。
俊と梨花は俺の夢を応援してくれて、俺は芸大になんとか合格
できたんだ。
俊と梨花は地元の大学に一緒に進んでいて、俺達は大学は違えど
休みの日には会ったりして、ずっと付き合いは続いていた。
芸大を卒業すると、俺は画家としての生活を始めた。
でも・・・現実はそんなに甘くはなくて、仕事もなかなか無く
食べるのもやっとという生活を送っていたんだ。
それでも、二人は俺には才能があるって言って、食事を食べさ
せてくれたり、いろいろ応援して励ましてくれた。
そのうち二人が結婚することが決まったんだ。
俺は勿論、祝福した。
大好きな二人が幸せになるのを心から喜んだんだ。」
俺はここで一旦話を止めて、碧を見た。
真剣な眼差しが俺に向けられている。
俺は、コーヒーを一口飲むと、続きを話出した。
「幸せの絶頂にいた二人に、思わぬ不幸が訪れた。
俊が事故にあって、帰らぬ人になってしまった・・・。
俺が事故の知らせを受けて病院に行った時に目にしたのは、
ベットの上で動かなくなっている俊に縋り付いて泣く、梨花
の姿だった。
俺は、俊の死にショックを受けながらも、頭のどこかで悪魔
の囁きを聞いてしまったんだ。」
俺の言葉に、碧がハッと息を飲んだのが分かった。