青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
話し終え碧を見ると、瞳からは静かに涙が流れている。
だが、碧はそんなことにも気づかないようで、ただ俺を見詰めて
いた。
俺は、無意識のまま碧の目元に指を這わせて涙を拭っていた。
不思議と今は心が軽く感じる。
まるで、今まで縛られていた自分の中の呪縛から解き放たれた
そんな解放感があった。
「碧がこうして俺の側にいてくれるから、俺は救われる。」
「私が・・私が蒼さんのお役に立てるなら、こんなに嬉しい事
はないです。」
目を赤くしながらも、無理に俺に向け笑顔を作ろうとする碧を
気がつくと抱きしめていた。
「少しだけ・・・このままでいさせて・・・」
「・・・はい。」
碧は静かに俺の背に腕を伸ばし、俺は無言のまま碧の首元に顔を
埋めた。
だが、碧はそんなことにも気づかないようで、ただ俺を見詰めて
いた。
俺は、無意識のまま碧の目元に指を這わせて涙を拭っていた。
不思議と今は心が軽く感じる。
まるで、今まで縛られていた自分の中の呪縛から解き放たれた
そんな解放感があった。
「碧がこうして俺の側にいてくれるから、俺は救われる。」
「私が・・私が蒼さんのお役に立てるなら、こんなに嬉しい事
はないです。」
目を赤くしながらも、無理に俺に向け笑顔を作ろうとする碧を
気がつくと抱きしめていた。
「少しだけ・・・このままでいさせて・・・」
「・・・はい。」
碧は静かに俺の背に腕を伸ばし、俺は無言のまま碧の首元に顔を
埋めた。