青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
蒼さんの過去の話は私が思っていたよりも、もっと辛く悲しい
ものだった。
そして、それと共に自分の胸の痛む理由にも同時に気がついて
しまった。
“私は、蒼さんに恋をしている”
過去の話を聞いていて、私が思った事は、梨花さんに向けられた
であろう想いを自分にも向けて欲しいということだった。
あの作業部屋で見た梨花さんの画は、慈愛と憂愁が混在していて
それは、私の胸を酷く締め付けるものだった。
私は、自分の部屋の窓から日が暮れ、夜に染まり始めた空を見上げ
ながら、叶わぬ想いを噛み締めていた。
その夜、私は不思議な夢を見た。
光の届かぬ暗い海の底・・・そこから、私を呼ぶ声がする・・・。
私は必死にその声に逆らうように海の底から逃げていた。
だが・・・気がつくとその声は私の耳元で何かを囁く・・・
その瞬間、私は激しい渦に飲み込まれてしまった。
激しくグルグル回る視界・・・
そして、私は透明な泡となって消えてしまった・・・。
激しい動悸と眩暈にも似た気持ち悪さで、目が覚めた。
身体中の毛穴から出たんじゃないかと思う程、酷い汗をかいていた
あれは・・・夢・・・
イヤにリアルな夢だった・・・。
でも・・・私の中には不思議とある確信があった。
ものだった。
そして、それと共に自分の胸の痛む理由にも同時に気がついて
しまった。
“私は、蒼さんに恋をしている”
過去の話を聞いていて、私が思った事は、梨花さんに向けられた
であろう想いを自分にも向けて欲しいということだった。
あの作業部屋で見た梨花さんの画は、慈愛と憂愁が混在していて
それは、私の胸を酷く締め付けるものだった。
私は、自分の部屋の窓から日が暮れ、夜に染まり始めた空を見上げ
ながら、叶わぬ想いを噛み締めていた。
その夜、私は不思議な夢を見た。
光の届かぬ暗い海の底・・・そこから、私を呼ぶ声がする・・・。
私は必死にその声に逆らうように海の底から逃げていた。
だが・・・気がつくとその声は私の耳元で何かを囁く・・・
その瞬間、私は激しい渦に飲み込まれてしまった。
激しくグルグル回る視界・・・
そして、私は透明な泡となって消えてしまった・・・。
激しい動悸と眩暈にも似た気持ち悪さで、目が覚めた。
身体中の毛穴から出たんじゃないかと思う程、酷い汗をかいていた
あれは・・・夢・・・
イヤにリアルな夢だった・・・。
でも・・・私の中には不思議とある確信があった。