青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
あの日、碧に自分の過去を全て話してから、それまで心の中に
溜まっていた『澱』のようなものがスッと浄化されたような気
がしていた。
俺の過去の話を聞いて、碧が流してくれた涙は泣けない俺の
代わりに流してくれたようにも感じ、同時に俺の心を救って
くれた。
あの日から、数日経つが碧は今までと変わらず穏やかな笑みを
俺に向けてくれている。
こんなに、穏やかな心でいられるのは、一重に碧のお陰と
言っても過言ではない。
今日も作業部屋での仕事を終え、部屋からでるが、いつもより
静かな事に気づいた。
ふと、リビングを覗くと碧がソファーで転寝をしている。
俺は、碧を起こさないように静かに作業部屋に戻ると、一冊の
スケッチブックと鉛筆を手に取り、リビングに向かった。
俺は静かにソファーの向かい側に腰を下ろすと、碧の寝顔を
スケッチブックに描き始めた。
リビングには、俺の鉛筆を滑らすシャ、シャっという音と碧の
スースーという可愛い寝息が聞こえるだけだった。
溜まっていた『澱』のようなものがスッと浄化されたような気
がしていた。
俺の過去の話を聞いて、碧が流してくれた涙は泣けない俺の
代わりに流してくれたようにも感じ、同時に俺の心を救って
くれた。
あの日から、数日経つが碧は今までと変わらず穏やかな笑みを
俺に向けてくれている。
こんなに、穏やかな心でいられるのは、一重に碧のお陰と
言っても過言ではない。
今日も作業部屋での仕事を終え、部屋からでるが、いつもより
静かな事に気づいた。
ふと、リビングを覗くと碧がソファーで転寝をしている。
俺は、碧を起こさないように静かに作業部屋に戻ると、一冊の
スケッチブックと鉛筆を手に取り、リビングに向かった。
俺は静かにソファーの向かい側に腰を下ろすと、碧の寝顔を
スケッチブックに描き始めた。
リビングには、俺の鉛筆を滑らすシャ、シャっという音と碧の
スースーという可愛い寝息が聞こえるだけだった。