青の世界のあなたと、記憶をなくした私との365日の恋物語
あの不思議な夢を見た日から、私の中で一つの想いがカタチと
なってハッキリしていくのが分かった。
“やっぱり、私は蒼さんに恋をしている。
蒼さんが、好き・・・。”
いつから自分がそういう想いを抱き始めていたのか分からない
穏やかに流れる二人での暮らしの中、いつも私を気遣って寄り
添い、そして導いてくれる蒼さん・・・。
思い返せば、初めて会った時から、蒼さんにだけは心を許して
いたようにも思う。
でも・・・
恋心を自覚すると同時に、自分は叶わぬ恋をしたのだと悟る
蒼さんの辛く悲しい過去
そして、梨花さんへの想い・・・
蒼さんが梨花さんに抱く想いが、どれ程のものか・・・
それは、あのベージュの布で隠されていた画を見れば一目瞭然
だった。
“私は、梨花さんには敵わない・・”
あっと言う間に、季節は秋から冷たい冬へと向かっていた。
その日、私はある決心を胸に蒼さんが居るであろうリビングに
向かった。
いつものようにリビングのソファーで寛ぐ蒼がそこに居た。
「蒼さん、ちょっと話があるんですが・・・」
「ん?何?」
「蒼さんのお陰で私には戸籍も出来ましたし、何時までも蒼さんに
甘えていてはいけないと思うんです。
考えたんですが、そろそろ自分の力で生活していこうかと思い
まして・・・。」
なってハッキリしていくのが分かった。
“やっぱり、私は蒼さんに恋をしている。
蒼さんが、好き・・・。”
いつから自分がそういう想いを抱き始めていたのか分からない
穏やかに流れる二人での暮らしの中、いつも私を気遣って寄り
添い、そして導いてくれる蒼さん・・・。
思い返せば、初めて会った時から、蒼さんにだけは心を許して
いたようにも思う。
でも・・・
恋心を自覚すると同時に、自分は叶わぬ恋をしたのだと悟る
蒼さんの辛く悲しい過去
そして、梨花さんへの想い・・・
蒼さんが梨花さんに抱く想いが、どれ程のものか・・・
それは、あのベージュの布で隠されていた画を見れば一目瞭然
だった。
“私は、梨花さんには敵わない・・”
あっと言う間に、季節は秋から冷たい冬へと向かっていた。
その日、私はある決心を胸に蒼さんが居るであろうリビングに
向かった。
いつものようにリビングのソファーで寛ぐ蒼がそこに居た。
「蒼さん、ちょっと話があるんですが・・・」
「ん?何?」
「蒼さんのお陰で私には戸籍も出来ましたし、何時までも蒼さんに
甘えていてはいけないと思うんです。
考えたんですが、そろそろ自分の力で生活していこうかと思い
まして・・・。」