それからの日々

みどりはハンガーに彼のワイシャツを掛け、手でシワを伸ばしながら、あれから二十数年経った今でも思う。

……まさか、自分があの子たちを置いて、家を出るやなんて。

彼女には娘が二人、いた。

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