*君にたくさん愛を伝えたい*
薄々は気づいていたんだけど、飛鳥のこと好きだわ
と自覚したのはこのタイミング
「あるって言ったら?」
「キスする」
「ないって言ったら?」
「キスする」
「どっちもされるじゃん」
で、この時からこいつは私の気持ちなんてお構いなしにこういうこと言うから大変だった
「なら、言わない」
「あっそ」
そう言うと飛鳥は私にキスをした
それも濃厚なやつ
もちろんキスなんてした事ない私は息なんて吸えるはずもなく、酸欠寸前で飛鳥を蹴飛ばした
「、、、、あ、あんた私を殺す気?」
「キスで死ね」
「タバコ苦いし」
「まだまだガキだな」
「ここで吸うなって言ってんでしょうが!!」
なんとも色気のないファーストキスだった
タバコとコーラ、酸欠のファーストキス