*君にたくさん愛を伝えたい*
それから私達の関係が変わる事はなく、時は流れ中2の冬になった
飛鳥と私が出会って1年である
「綾は好きな人いんの?」
「また急に何?」
「お前モテてるだろ?」
「あんたに言われたくないわよ」
さらに成長した飛鳥はイケメンと騒がれるようになった
体つきも出会った頃よりガッシリとして、たくましくなったと言うか
そういえば、そこまで目つき悪くなかったし喧嘩もしてなかったかも
「で、いんの?」
「いや、いないけど」
飛鳥が好きと言えるはずもなく、素っ気なく嘘をついた
「ちなみに俺いる」
「は??誰???」
正直思いつく人がいなかった
私以外の女子と話してた記憶もない