*君にたくさん愛を伝えたい*




それから私達の関係が変わる事はなく、時は流れ中2の冬になった



飛鳥と私が出会って1年である






「綾は好きな人いんの?」



「また急に何?」



「お前モテてるだろ?」



「あんたに言われたくないわよ」






さらに成長した飛鳥はイケメンと騒がれるようになった



体つきも出会った頃よりガッシリとして、たくましくなったと言うか



そういえば、そこまで目つき悪くなかったし喧嘩もしてなかったかも






「で、いんの?」


「いや、いないけど」






飛鳥が好きと言えるはずもなく、素っ気なく嘘をついた






「ちなみに俺いる」



「は??誰???」






正直思いつく人がいなかった



私以外の女子と話してた記憶もない






< 33 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop