＊君にたくさん愛を伝えたい＊

「チビで、一緒にいて面白い奴。」






淡い期待が胸の中に広がる



いや、期待しずにはいられなかった







「飛鳥、私も」



「それから、綾より可愛い」



「え、」






頭を何かで叩きつけられたような衝撃だった



胸が張り裂けるように痛く、ズキズキする



ちょっとでも期待した私は馬鹿だ



飛鳥と長いこと一緒にいるからって、飛鳥の隣に私しか女がいないからって思い上がりもいいところだ






「綾なんか言いかけてなかった？」



「いや、飛鳥に好かれるとかその子も大変だな〜って」



「幸せの間違いだろ」






ちゃんと私は笑えてるだろうか？