*君にたくさん愛を伝えたい*
「、、、もしもし」
「お前今何してんの?」
「死んでる」
「、、、、、こっちも死にかけ」
「は?」
「さっきから寝言でずっとお前に謝ってんの。煩いから迎えに来てくんない?」
何言ってんだこいつ
電話の向こうが本当に凪なのか疑いたくなるほど話が見えてこない
「何まさか来ないつもり?」
「お前さっきから誰のこと言ってんだよ」
「決まってんじゃん、綾ちゃんだよ」
「は?」
綾?
なんで綾が凪といんだよ
「勘違いしないでよ、雨の中倒れてたこの子を助けただけなんだから」
「、、、、俺には」
「関係ない?ならこの子高熱で死にかけてるけどほって帰るから」
「は、おい凪!!!」