星降る夜に
 ご飯を食べながら、今日1日の妹の話を聞いて、お風呂の準備をする。桜が来てくれたときは、昔のように必ずお風呂は一緒に入るようにしている。それもお気に入りの入浴剤を入れて。

チャポン。
「ふう、やっぱりお姉ちゃんの家のお風呂は足が伸ばせるから最高に気持ちいいね。」
二人で浴槽に浸かりまたまたたわいもない会話をする。
と言っても八割は桜の話だが。
「というお姉ちゃんは、最近仕事はどうなの?」

 どきっ。
悪いことしたわけではないけど、ふと動揺してしまう。
でも一番に桜には話をしようとしてたから、今が話すチャンスだと思い、口を開いた。
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