君にとびきり甘い“愛してる”を。
「え…」
「わがまま言ってるのは分かってるよ。だけど私…瑠樹くんに、そばにいて欲しいの」
わがまま過ぎるって自分でも分かってる…けど。都合良すぎだよね。突き放したのにそばにいたい、だなんて。
「……分かった。いいよ、俺の家来る?」
「…いいの?」
「うん、莉子ちゃんなら大歓迎だよ。」
彼はすぐにエンジンをかけて出発させたけど、私の心臓はバクバクしてきた…。
今更ながら、大胆発言だったよね。
「莉子ちゃん、お腹空いてない?あまり食べれなかったでしょ?」
「う、うん…少しだけ」
「ご飯どっかで食べる?それかコンビニにする?」
瑠樹くんってコンビニ行くんだ…なんか意外だ。
「俺がコンビニ行くのが意外だって思ってるでしょ?俺、よく行くよ?」
「すみません…瑠樹くんはいつも外食イメージだから。」
少し高そうなレストランとか料亭で食べているイメージしかない。
「そんなことないよ?いつもはファミレスだって行くし」
ファミレス?似合わない…。
「…まぁ、その話は置いといて。コンビニ行こうか」