君にとびきり甘い“愛してる”を。
凄く幸せで涙が溢れ出す。
「…どうした?」
「幸せ、だなぁって思って…」
「…莉子ちゃんは、可愛すぎる。そんなこと言われたら止まんなくなっちゃうよ」
そう彼は言うと私を抱きしめ、「愛してるよ、莉子…これからも、ずっと」と言い私に微笑んだ。
「私も、愛してる…よ。瑠樹くんっ」
私も伝える。ずっと、待っていてくれた彼に。
「莉子ちゃん、少し目瞑って…?」
「…こう?」
「うん、そのまま…いいって言うまで開けちゃダメだよ」
目を瞑っているとそばではゴソゴソと音がするけど、すぐに彼に手が握られた。
「…いいよ。」
その言葉に、目を開ければ左手薬指にはキラキラ輝く指輪が目に入った。
「莉子ちゃん結婚しようか…」
「うんっ」
「結婚してくれる?」
私が頷くとぎゅっと力強く抱きしめた。