君にとびきり甘い“愛してる”を。
番外編
夫の特権。 Ruki SIDE
晴れて、莉子ちゃんと結婚し夫婦になった。
そして本日結婚式を挙げた。
ただ今、初夜というわけで…だけど何を間違ったのか莉子ちゃんに避けられている気がする。
「ねぇ、莉子ちゃん…こっち向いてよ」
「…。」
何気にショックなんですけど…。
「ねぇ、莉子ちゃ─︎─︎─︎─︎」
思い切り無視され続けたのが耐えられなくて、彼女を後ろから抱きしめれば彼女から急いだように言った。
「ご、ごめんっ…なんか、よくわからないんだけど涙がとまんなくて…」
莉子ちゃんに言われ彼女の顔を見れば涙を流していた。やっぱり俺が何かやってしまったのではないかと考える…けど、やはり分からない。
「何か、嫌なことしたかな…?」
「ち、違うの…瑠樹くんが悪いんじゃなくて私が勝手に、妬いちゃっただけだから…」
「…え?妬いた…?莉子ちゃんが?」