君にとびきり甘い“愛してる”を。
彼に抱きしめられた瞬間…周りが静かになった。というか、私は大混乱だよ。
でも、なぜか懐かしいにおいがした……昔、一緒に遊んだ……あの人の、香り。
「あっ……あ、あの、離して下さい!!」
「会いたかった、ずっと君に……っ」
彼は離れればすかさず、唇を重ね……た。
「何して……っ!? なんでキス……っ」
そして私をお姫様抱っこをすると「三島! あとはよろしく!!」そんなことを叫んだ。
「……おろして下さい! 社長!」
「やだね」
そう言って……走り出した。
(これ、どうしたらいいの? ……というか、どういう状況⁈)
私は大混乱。何がどうなってこうなったのか……私には理解不能です……っ
それに、今はどこに向かってんのかわからない。
今日、始まりの日。
大混乱のまま……終わりました。