もういいや...と思ってた
「...再検査だったから来ただけです。別に体は平気です」

大翔「発作が起きたのに、まだ平気だと思ってる?」

「...もう大丈夫です」

大翔「俺たち医者は今までの経験から、恵ちゃんの体は大丈夫じゃないって判断してる。肺の音もあんまり良くない。それでも、今なら自己管理が出来ればこれ以上発作を起こさずに済むかもしれない。施設を出た後の幸せもいっぱいあると思うぞ。なあ、一緒に病気と向き合わないか?」

「...いっぱい迷惑かけました。それでも私を助けてくれますか?」

大翔「恵ちゃんが病気と向き合うなら俺達は何度でも助ける!見捨てることなんてしないから、な?」

かける「はい!一緒に頑張ろ?」

「ありがとう...ございます。お願いします」


人に心配されるなんて、今までなかった。こんなに迷惑かけたのに...。初めて私と向き合ってくれた。この人たちを信じて、私も病気に向き合ってみようかな。さっき怒られたというか諭されたばかりだと言うのに、それに嬉しさを感じるなんて...ね。
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