もういいや...と思ってた
かける「...ちゃん!恵ちゃん起きて!」
という声で起きると、かけるさんのドアップ。びっくりして心臓がバクバクいってる。まだ診察室で寝ていたみたいで、寝る前に見た風景と変わっていない。1つ変わったといえば龍斗先生がいることくらい。私が寝ているベッド横の椅子に座り、私の腕で脈を取っている。
診察の番が来たってことねと思いながら、すごく寝たような感じがして、体が少し楽になっていた。
龍斗「熱測っといて」
と私じゃなくかけるさんに渡す。自分で測れますと言う前にあれよあれよとすぐ脇に体温計が挟まれた。
龍斗「恵ちゃん、症状教えて?」
「あ、はい。えっと朝から体が怠くて重い感じがあったんですけど、熱が上がるにつれてフラフラして自分の体が支えられなかったです。咳とかの風邪症状は特にないんですけど、寒気が酷いです」
龍斗「ん〜風邪症状はないんか。でも寒気があるってことはこれ以上熱上がりそうだね。解熱剤打っとこうか」
「え!?いや、注射までは大丈夫です。寝てれば治ると思うので」
龍斗「上がってからしんどいのは恵ちゃんだよ?今のうちに打っといた方が後々楽だよ」
そう言われたら素直に頷くしかない。私と龍斗先生の会話を横目にかけるさんはさっさと解熱剤の準備をしている。注射針の準備が出来たのかこっちに来て私の腕を曲げ腰に手を持ってかれた。心の準備をする間もなく、龍斗先生がこっちに注射を近づけてくるのが見え、腕を動かそうとするが、かけるさんががっちり押さえてる。針が刺さった瞬間少し痛みがきたが、意外と大丈夫と思ったのも束の間、中に液が入ってくる時が激痛で涙が出てきた。終わってから
龍斗「注射で泣くなんてお子様だね」
なんて笑う先生に涙目で睨むと
龍斗「可愛い顔が台無しだよ」
なんて言われ何も言えずにただ顔が熱くなるのを感じた。
という声で起きると、かけるさんのドアップ。びっくりして心臓がバクバクいってる。まだ診察室で寝ていたみたいで、寝る前に見た風景と変わっていない。1つ変わったといえば龍斗先生がいることくらい。私が寝ているベッド横の椅子に座り、私の腕で脈を取っている。
診察の番が来たってことねと思いながら、すごく寝たような感じがして、体が少し楽になっていた。
龍斗「熱測っといて」
と私じゃなくかけるさんに渡す。自分で測れますと言う前にあれよあれよとすぐ脇に体温計が挟まれた。
龍斗「恵ちゃん、症状教えて?」
「あ、はい。えっと朝から体が怠くて重い感じがあったんですけど、熱が上がるにつれてフラフラして自分の体が支えられなかったです。咳とかの風邪症状は特にないんですけど、寒気が酷いです」
龍斗「ん〜風邪症状はないんか。でも寒気があるってことはこれ以上熱上がりそうだね。解熱剤打っとこうか」
「え!?いや、注射までは大丈夫です。寝てれば治ると思うので」
龍斗「上がってからしんどいのは恵ちゃんだよ?今のうちに打っといた方が後々楽だよ」
そう言われたら素直に頷くしかない。私と龍斗先生の会話を横目にかけるさんはさっさと解熱剤の準備をしている。注射針の準備が出来たのかこっちに来て私の腕を曲げ腰に手を持ってかれた。心の準備をする間もなく、龍斗先生がこっちに注射を近づけてくるのが見え、腕を動かそうとするが、かけるさんががっちり押さえてる。針が刺さった瞬間少し痛みがきたが、意外と大丈夫と思ったのも束の間、中に液が入ってくる時が激痛で涙が出てきた。終わってから
龍斗「注射で泣くなんてお子様だね」
なんて笑う先生に涙目で睨むと
龍斗「可愛い顔が台無しだよ」
なんて言われ何も言えずにただ顔が熱くなるのを感じた。