通学途中、キミに一目惚れ


そうもんもんと1人で考えていると、

「ねぇ、君名前なんてゆーの?」

イケメンさんがこっちをみて微笑んでる。

「あ、えっと、わたしは桐谷美紅(きりたに みく)です!
イケメンさんは、、?
あ!えっとあなたは??」

イケメンさんは目をぱちくりして、ふはっと笑って、

「俺は水望悠人(みなみ ゆうと)だよ。」

面と向かってイケメンって言われると照れるなぁ、
なんていってるけど全然言われ慣れてそうだなぁ。

…だってあの制服近くの共学の学校だし。

「言われ慣れてそうですけどね!」

共学だしモテるんだろうなぁなんて考えたら
ちょっとイジワルっぽくいっちゃって、
ほんとわたし可愛くないなぁ、、。

と思ってちょっと落ち込んでたら、
頭にぽんと手がのって、

「だって、可愛い子に言われたら照れるじゃん?」

なんて爽やかな笑顔見せて言われて、

慣れてるってわかっても、
そんなのドキドキするしかなかった。

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