通学途中、キミに一目惚れ
「…あっ、私この駅なので降りなきゃ!」
名残惜しいけど、電車が学校の最寄りの駅に着いたのでそう言って降りようとした。
…ぱしっ
えっ?
手を掴まれてびっくりしてるうちに、ドアは閉まって発車してしまった。
なんで…??
だって水望くんもこの駅じゃ…?
「今日はさ、嫌なことあったんだしパーッと2人で遊びいこーよ!」
ね?みくちゃん?
なんて言われたら行くしかないじゃんか!
もしかして私が名残惜しいって思ってたって気づいてたのかな?
それとも水望くんも…?
……なんて気を使ってくれただけだよね!
「はいっ!行きたいです!」
笑顔で答えるとまたふはっと笑ってくれた。